本当です!
屋根の塗装においての一番気をつけるポイントは塗装してはいけない屋根材があるということです。代表的なものを挙げると…
●ニチハ【パミール】
出荷・製造1996年〜2008年
●松下電工【レサス】
出荷・製造1999年〜2006年
●松下電工【シルバス】
出荷・製造2001〜2003年
●積水化学工業【セキスイかわらU】
出荷・製造1990〜2013年に限る
●クボタ【アーバニーグラッサ】
出荷・製造2001〜2005年
※現在は松下電工とクボタは合併してKMEW(ケイミュー)になっています。積水化学工業は、現在は屋根材の販売はしていません。
ニチハ パミール(1996年〜2008年)
セキスイかわらU(1990年以降のもの)
もし、新築した時の図面や仕様書があり、屋根材に松下電工(現在はケイミューに統合)のレサスやシルバス、ニチハのパミール、クボタのアーバニーグラッサが使われていた場合は、すぐに屋根の調査を行うことをおすすめします。
屋根材の欠けた破片が家から落ち、思わぬ事故につながる可能性があるからです。
これらの屋根の共通点は、ずばり
「ノンアスベスト初期の屋根材」!
パミール 層間剥離
レサス ひび割れ、破片の脱落
ノンアスベスト初期の屋根材が採用されていた場合は
「塗装前に高圧洗浄するだけでボロボロになってしまった」
「職人が屋根にのっただけで、パキッとひび割れを起こした」
そんな例が、今も実際に起こっています。
このような屋根は、残念ながら
「屋根を部分的に補修して塗装」という、応急処置的なメンテナンス方法が通用しないのです。
パミール、レサス、シルバス等が使われていたらまずは屋根の調査を専門家に依頼してください。さらに、その調査の結果から適切な施工を行うことをおすすめします。
プラチナコーティングでは、ドローンを使った現場調査を行った上で、塗装でのメンテナンスが難しいと判断した場合には、「葺き替え」か「カバー工法」をご提案しています。
今回ご紹介した屋根材は、今は問題が起きていなくても、間違いなく他の屋根材に比べれば雨漏りの確率が高い屋根材です。つまり、大切なお家の躯体を傷める確率が高いということです。適切なメンテナンスを行わないと、後々多大な費用が必要になる可能性があります。
次回は、なぜこのようなノンアスベスト屋根材が生まれたのか?
についてご紹介します。
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