“いつ建てたか”が目安です! 築10年が最初の点検時期です!
2000年〜2010年に新築された住宅は・・・
ノンアスベストの屋根材が流通し始めたのは、1996年(ニチハ製パミールの発売)です。他社も2001年頃からノンアスベスト屋根を次々に発売しました。その後、現在不具合が指摘されて いるノンアスベスト屋根の多くは2006年頃には製造中止されています。
アスベスト規制が始まったのが2004年ですので、2000年代前半は、まだアスベスト入り屋根材が混在していた時期、そして2000年代後半は、不具合の多い初期ノンアスベスト屋根材が多く流通していた時期と言えます。
2000年〜2010年に新築した住宅で、現時点で既に破損やひび割れがみられる屋根は、不具合の多い初期ノンアスベスト屋根材の可能性が高いので、
でご紹介した通り、そのまま塗装してのメンテナンスはほぼ不可能と言えます。
ニチハ製 パミール(1996年〜2008年)
とはいえ、自分の家の屋根が
「アスベスト入りなのか?ノンアスベストなのか?」
「破損やひび割れはしていないか?」
をご自身で確認するのは難しいですよね…。
今、ご自宅の屋根に不安がある方は、建築された時の図面(仕様書)をご用意して屋根の専門業者に点検を依頼されることをおすすめします。
(勝手に屋根にのぼって点検すると言う訪問販売の業者は要注意です。)
専門業者による点検の結果、ノンアスベスト屋根材で、「高圧洗浄に耐えられそうにない」、「 上に立つだけで屋根材が割れる」といった劣化が判明した場合は、「カバー工法」か「葺き替え 」が必要になります。
一方、ノンアスベスト屋根材であっても、築10年経過後も問題ない屋根材が使われていれば、「 そのまま塗装」または「一部を補修または差替え後、塗装」などの対応でメンテナンスすること が可能です。
もし、アスベスト入り屋根材だった場合は・・・
下記Q&Aをご覧ください。↓↓
Q&A「アスベストが入っている屋根に住んでいたら健康に影響ある?メンテナンスはどうするの ?」
2010年以降に新築された住宅は・・・
2010年代に入ってから使われている屋根材は、ほぼ確実にノンアスベスト屋根です。 日々、様々なお客様の屋根を見させていただいている私たちですが、 声を大にしてご提案したいのは、
「築10年に近づいたら、屋根の点検。そして早期メンテナンスを!」です。
築10年というのは、新築時にすべての住宅が加入する「瑕疵保険」の期限が切れる時期でもあります。保険期間内であれば、雨漏りに対して瑕疵保険が使える場合があるのですが、保険期間が過ぎてしまえば自己負担です。
ノンアスベスト屋根材は、発売初期に比べれば改良が進んでいますが、アスベスト入りに比べるとその性能は不確実です。築10年の時点で雨漏りはしていなくても、問題が生じている可能性は あります。
点検を機に、部分的な破損やひび割れがわかれば、【補修+塗装】で対応できる場合もありますし、すぐではなくても将来に向けて計画的に【カバー工法】、【葺き替え】を検討できます。
また、問題の生じていないノンアスベスト屋根であれば、塗装で長持ちさせる事も可能ですので、まずは瑕疵保険の期限が切れた築10年を目安に、塗装をおすすめしています。
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